こんにちは。LOVE丹波編集部です。今回は臨済宗中峰派の大本山である高源寺についてご紹介してみたいと思います。
臨済宗中峰派の大本山「高源寺」
兵庫県丹波市にある高源寺は全国に末寺を持つ臨済宗中峰派の大本山であり、丹波屈指の有名な寺です。高源寺には開山した際に中国の天目山から持ち帰ったと伝えられる「天目楓(かえで)」があり、それが基で紅葉の名所として知られるようになります。
なお、山梨県甲州市にある栖雲寺が東天目、高源寺が西天目と呼ばれています。
高源寺の歴史
鎌倉時代の1325年に遠谿祖雄(えんけいそゆう)によって開山され、翌年に後醍醐天皇から高源寺という寺号を賜ります。遠谿祖雄は1306年に元(中国)に渡り、天目山の寺で10年ほど修行します。1316年に帰国すると、天目山に似た佐治郷小倉に高源寺を創建します。
高源寺のある佐治郷は出雲や但馬、京を結ぶ旧但馬街道の要衝だったため、1578年の織田信長(明智光秀軍)による丹波攻めの際に、戦火で伽藍が焼失します。江戸時代に入った1799年に、丹波国柏原藩主の織田信憑の援助で再興されます。
現在に残されている惣門や山門(紫鳳楼)、毘沙門天を祀る三重塔(多宝塔)、方丈などは当時に再建されたものです。なお、仏殿はそれよりも古く、1736年頃に再建されています。
本尊の釈迦如来坐像は天台宗の僧・恵心僧都(えしんそうず)の作と伝えられ、平安末期から鎌倉時代の作と推測されています。
兵庫県を代表する紅葉の名所
高源寺は兵庫県で1位と言われるほど紅葉の名所として人気を博しています。2,000本を越える高源寺の天目楓は葉が小さく、枝が垂れるようにして伸びるのが特徴であり、紅葉が広大な境内を覆う姿は壮観です。
その美しい光景から、丹波紅葉三山のもみじ寺として広く知れ渡っています。11月上旬から中旬は、山門の横にある紅葉公園でお弁当を広げながらもみじ狩りをする行楽客で賑わいます。
高源寺の公式インスタグラムは必見
なお、新緑のもみじの葉は淡い緑色で、新葉を出すと赤い花を咲かせます。もみじの花は4月下旬頃から5月上旬頃に見られ、5月下旬には羽を広げたような種(果実)をつけます。もみじの種は紅葉が終わるまで木についており、葉が落ちる頃になると竹とんぼのように回りながら地面へ落ちていきます。
高源寺公式のインスタグラムは美しいインスタ映えする写真で溢れています。いったいどなたがこの写真を撮影されているのでしょう?住職でしょうか?とにかく素晴らしい写真がいっぱいですので、ぜひ「高源寺インスタグラム」をチェックしてみてください。
アクセス、駐車場、拝観料
高源寺へのアクセスですが、岡山方面より車で来訪の方の場合、播但連絡道路(和田山インター)を経由、北近畿豊岡自動車道(青垣インター)より車で約10分。大阪方面より車で来訪の方は、舞鶴若狭自動車道(春日インター)を経由、北近畿豊岡自動車道(青垣インター)より車で約10分です。
電車を利用の方は、JR福知山線「柏原駅」下車後、神姫バス「佐治」行き(約40分)、終点「佐治車庫前」下車後タクシーで約10分の場所にあります。神姫バス「大名草」行き(約50分)を利用し「桧倉」下車徒歩約10分の場所にあります。
駐車場は無料で完備されており、拝観料は大人300円、小・中学生は100円、同上以下は無料で拝観可能です。
丹波市の高源寺まとめ
丹波市の高源寺は鎌倉時代に創建された、丹波屈指の寺です。特に有名なのは、中国から持ち帰ったとされる天目楓です。その紅葉の美しさから多くの観光客に楽しまれています。
丹波市だけでなく全国でも屈指の紅葉スポットである丹波市の高源寺、ぜひコロナが収束しているであろう秋に散策に訪れてみてくださいね!
営業時間などの詳細は「高源寺公式ホームページ」よりお問い合わせください。
店名 | 高源寺(コウゲンジ) |
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ジャンル | お寺 |
住所 | 兵庫県丹波市青垣町桧倉514 |
電話番号 | 0795-87-5081 |
交通手段 | ●岡山方面より車で来訪の方 播但連絡道路(和田山インター)を経由、北近畿豊岡自動車道(青垣インター)より車で約10分 ●大阪方面より車で来訪の方 ●電車を利用の方 ○神姫バス「大名草」行き(約50分)→「桧倉」下車→徒歩(約10分) |
営業時間 | 午前8時~午後4時30分 (10月~3月 午前8時30分~午後4時30分 (閉門は午後5時) |
定休日 | 無し |
拝観料 | ◎大人…300円 ◎小・中学生…100円 ◎同上以下…無料 |
駐車場 | 有り バス専用駐車場完備 |
喫煙 | 完全禁煙 |
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公式ホームページ | 高源寺ホームページ |