フレンチも楽しめる「たんば黎明館」はレトロでオシャレな歴史的建造物

こんにちは!LOVE丹波編集部です。

丹波市の柏原駅の近くに、明治時代に建てられたレトロな雰囲気で目を引く建物があります。この建物が「たんば黎明館」です。今回は「たんば黎明館」についてご紹介します。

たんば黎明館って?

丹波市柏原町にある柏原藩の陣屋跡の横に「たんば黎明館」が建っています。元々は1885年(明治18年)に、旧氷上高等小学校(当時は氷上郡各町村組合立高等小学校)の校舎として建てられた木造2階建ての建物です。

小屋組みは和小屋ながら、屋根下の三角形の部位や2階建ての玄関ポーチなど、西洋風の外観を持つ擬洋風建築様式でできています。建物の四隅には継ぎ目があり、石造建築を模しています。

現存する県内最古の近代初等教育施設の一つとして2009年(平成21年)に県重要有形文化財(建造物)に指定されます。

旧氷上高等小学校は1909年(明治42年)から氷上郡立高等女学校となり、多くの人材を輩出します。その後、1922年(大正11年)に兵庫県立柏原高等女学校となり、戦後は県立柏原高等学校の同窓会館、さらに1969年(昭和44年)から氷上郡教育委員会事務所として使われてきました。

レトロな雰囲気のおしゃれスポットに

平成27年からはレストランやカフェの入ったミュージアムとして活用されています。たんば黎明館は左右対象のツゲの木と敷石のアプローチを持ち、エントランスは季節の花が常に華やかに咲いています。そして、広々とした芝や宿根草、樹木の見える爽やかなガーデンテラスではパーティを楽しむことができます。

館内には大阪、京都、パリに出店しているフレンチレストラン「ル・クロ丹波邸」やカフェ、ライブラリースペース、会議や宴会に活用できる多目的ホールがあります。

教育の歴史の原点であるたんば黎明館

たんば黎明館は明治初期から新しい人材の育成を図った教育施設であり、その建物は兵庫県有形文化財に指定されています。現在でも当時を偲ばせるムードを漂わせています。

棟札には、『教育は国家の根底なり、学校は教育の土壌なり』と記されています。奥深い丹波の地から新時代への幕開けを告げるという創立精神が、『夜明け』、『新しい時代の始まり』という意味を持つ黎明館という名前の由来になっているそうです。たんば黎明館には国家を担う人材を育成するという先人たちの志が込められています。

ちなみに、たんば黎明館の玄関前の庭に、男性の横顔の銅像をはめ込んだ岩が立っています。その男性を知る人はあまりいませんが、女学校の生みの親であり、育ての親でもある「近藤九市郎」です。

丹波市の柏原駅近くにお出かけする際は、たんば黎明館のレトロでおしゃれな建物でゆっくりくつろぎに訪れてみてはいかかでしょうか?

施設名たんば黎明館
ジャンルライブラリー、レンタルスペース
電話番号0795-73-3800(まちづくり柏原)
住所兵庫県丹波市柏原町柏原688−3
交通手段柏原駅から523m
営業時間9:00~18:00
定休日水曜日(水曜日が祝祭日の場合は翌日)
決済方法カード不可
駐車場有り
喫煙禁煙
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