奥丹波の歴史を見守る「国領温泉 助七」は赤茶色の湯が魅力の最後の民宿

こんにちは!LOVE丹波編集部です。日々の仕事や生活から感じる心身の疲れを癒すため、自然の中でゆっくり温泉に浸かりたいと思ったことはありませんか?そんな憩いのひと時を満喫できるのが、丹波の山里にぽつんとある国領温泉です。ひなびた温泉場には現在、「助七」という旅館だけが残されています。

国領温泉とは

国領温泉は奥丹波の歴史をずっと見守り続けてきました。かつては、南東の柏原や篠山方面、また北方の豊岡や日本海方面へ向かう宿場町として栄え、大勢の人たちが逗留していました。最盛時には40軒ほどあった旅館も、現在では助七1軒だけになっています。

助七の湯

助七は丹波の自然の中で、日帰り入浴や丹波牛や丹波産の松茸を使った食事、鯉のあらいなど、素敵な温泉と食事、宿泊を一緒に楽しめる旅館として人気を博しています。喧騒の世界を離れ、しばし静かな時間を過ごしたい人には最適な旅館です。

風呂の湯は鉄の匂いの漂う赤茶色の単純二酸化炭素冷鉱泉になっています。内湯には男女ともあつ湯とぬる湯があり、交互に浸かりながらゆっくりと長湯ができます。また、小さいながらも丸太組みの露天風呂はあずまや風の屋根付きで、どこか風流を感じながら湯に浸かれます。

浴場には郷土にゆかりのある歴史上の有名人物の名が掲げられており、古き昔を偲ぶことができます。浴場の前には椅子やテーブルが置かれており、大きな窓からは気持ちの良い陽射しが入ります。また、自動販売機が設けられており、冷たい飲み物で喉を潤しながらくつろぐこともできます。

助七の館内

館内に入ると風情ある温泉旅館の雰囲気に心が和みます。なお、受付の脇にはイノシシの剥製が置かれており、山深い丹波地方に居ることが肌で感じられます。

館内のロビーは一面がガラス張りとなっているため、自然の中にいる開放感を得られます。ソファーにゆったり腰かけると、道中の疲れがスッと抜けていきます。ガラス越しにきれいな中庭や、はるか向こうにそびえる丹波の山々を眺めると、それだけで憩いのひと時を過ごせます。

館内を歩くと、ところどころに小さな花が生けられており、ほとんどが丹波に自生する草花です。その小さな花が丹波の自然が織り成す季節を感じさせます。また、壁には丹波の名勝地の描かれた絵画も展示してあり、絵や写真が好きな人はさらに楽しみが増えます。

助七の露天風呂は施設の裏山部分にあり、まさに幽谷の秘境でゆったりと自然の温泉を味わえます。露天風呂の湯も内湯と同じ赤茶色です。

コロナ渦でのストレス解消に国領温泉 助七へ訪れてみてはいかがですか?

施設名国領温泉 助七
ジャンル旅館、温泉
住所兵庫県丹波市春日町国領206
交通手段電車:JR黒井駅からパスで10分
車:舞鶴自動車道春日ICから車で10分
営業時間チェックイン 15時 チェックアウト 10時
日帰り入浴 11時~19時(予約不要)
定休日無し
決済方法※ご確認ください
駐車場有り
喫煙禁煙
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