県指定重要文化財「新井神社」は子宝・子授けのパワースポット!

こんにちは!LOVE丹波編集部です。今回は丹波市の豊かな緑に囲まれた、県指定重要文化財に指定されている新井神社をご紹介します。丹波市には由緒正しきお寺や神社がたくさんありますが、こちらの新井神社も見所満点でおすすめです。

新井神社の歴史

新井神社は神の使いである猿が目印の神社です。都会の喧騒を離れた神秘的でとても空気の澄んだ場所に、狛犬ではなく狛猿が御鎮座しています。住宅街を抜けた場所にあり普段は人もまばらで、静寂さえ感じられます。観光客が訪れるのを目にするのも稀なようで地域の人に見守られながら立っています。

新井神社の歴史は大変古く、創建時期は不明ですが戦国時代の混乱に巻き込まれ丹波攻め(明智光秀)で焼失。一度は姿を消しましたが、比叡山延暦寺 日吉大社から御霊が奉納され再建に至ります。

日吉大社は、平安京の裏鬼門にあたるとして魔除け、厄除けを兼ねた神猿(まさる)を神の使いとして位置付けました。そのため、日吉大社には狛猿が御鎮座しています。新井神社の狛猿はここからきているのですね。

表情豊かな狛猿

神猿(まさる)、魔が去る、「去る」と「猿」を照らし合わせお猿さんが縁起の良い存在となりました。穏やかなお猿さんの姿を見ていると心なしかほっこりしますよね。本殿には、柏原市の名大工としても名高い中井権治作の「一対の猿」が見られます。ここにもやはりお猿さんのお姿。大変ユニークです。

中井氏は、江戸中期から昭和にかけての有名な彫刻師で主に神社仏閣に関する様々な像の制作(彫刻)に取り組まれました。大工の仕事で棟梁として柏原八幡宮、三重塔の再建に携わりそれがきっかけで柏原市に住むようになります。

代表作には、温泉寺(兵庫県豊岡市)にある龍の像(彫刻)。高度な技術を施した、とても見事な龍が大変インパクトがあります。中でも中井氏が、目の玉にガラス玉を用いた最初の人物と言われていてここにもセンスの良い職人としての技が光りますね。

子授けのパワースポットとされている

本殿には、特徴のある入母屋造、茅葺(かやぶき)の屋根が印象に残ります。現在の本殿は江戸時代中期の建築と推定されていて、兵庫県の指定重要文化財に指定されています。ご祭神は、天照大神の中心である「高皇産靈神 タカムスビノカミ」。神社の一角には、「子供を授かる」という謂れのある三本杉の御神木が立っています。

趣のある落ち着いたその三本杉からは時代の流れを感じまさに感動的な自然の雰囲気に心を打たれました。子宝を引き寄せる願いを込めて、お参りに訪れる方もいるようです。

普段から、地元の方の丁寧な手入れにより整備され自然と一体感のある厳かな神社。道をはさんですぐ向かいには「日本一大きな碁盤」のある石見神社もあるので、パワースポット、寺社仏閣巡りにおすすめです。

施設名新井神社
ジャンル神社仏閣
住所兵庫県丹波市柏原町大新屋514−1
電話番号0795-73-0303(かいばら観光案内所)
交通手段JR柏原駅から車で6分
営業時間無し
定休日無し
拝観料無し
駐車場有り
喫煙禁煙
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公式ホームページ丹波市ホームページ